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おかげさまで、これで2009年度の築地元気ぷろじぇくとは完結と言っていいでしょう。
子どもたちに喜んでもらえる何かが、2010年度にも出来るといいなあと思います。
今日も感じたのですが、子どもたちひとりひとりの状況が大きく異なり、
全ての子どもたちに等しく喜んでもらおうとしても無理があります。
また、それを追い求めて叶わず、ならいっそのことやめてしまえ、というような
Bestを追ってWorstに至るようなことは選びたくありません。
”ちょっとbetter”を願って、コスモス会の方々と相談しながら、先を考えたいです。
一方、待合室待機やおしゃべり会などへの継続的な関わりこそ、一番の基本なのでしょう。
ぼくもできるだけおしゃべり会には出るようにしようと思います。
ピアニストの深井さんは最近あるところで、モーツアルトの23番の協奏曲を演奏されました。
この曲にまつわるエピソードを紹介させてください。
大学時代のオーケストラの仲間がふたり、自殺しています。
そのうちのひとりは都立立川高校の出身者でした。
彼が亡くなった後、立川高校のOBと大学のオーケストラの有志とが集って
追悼コンサートを開きました。
その中で23番のコンチェルトの第2楽章を演奏しました。
そのふたりのような人生の閉じ方をする人が一人でも減って欲しい、という願いは
僕の仕事の原点です。ところが現実には、毎年3万人を越える人たちが彼らの後に続いています。
「訓練された身近な相談相手」の普及がその状況の改善につながり、
FQカウンセラーがその一翼を担っていくことを願っています。 |
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