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ごあいさつ  QOLA代表 田中 純

 「ただいま」から「いってきます」の間に起こっていること、「ただいま」と言って帰宅し、次に「いってきます」と告げて、家を出る間に何が起きているかを考えてみました。そして何が一番大切なのだろうかとも考えてみました。みなさんにとっては何が起きていますか?その時間で何が一番大切だと思いますか。

 ’be at home’は「寛ぐ(くつろぐ)」と訳されています。
ヴァージニア M. アクスラインは「一人一人の中にある自己実現を成し遂げようとする力が発揮されるためには『ほんとうの自分になれる大らかな雰囲気や尊厳性が個人に与えられていること』が必要だ」と述べています。*
 私たちは家族と共にすごしているとき、寛いでいるでしょうか。
ほんとうの自分でいられるでしょうか。そして、この世にたった一人の「特別な存在」として大切にされているでしょうか。そのように問うてみたとき、まだまだもっともっと良くなる余地があるように思えるのです。その「良くなる余地」を探求し、拓く知恵と技術を学び、これを伝え合っていくことで、ひとりひとりのQuality Of Life(QOL)を、家族のQOLを、そして地域社会のQOLを高めていくことにチャレンジしたいと思います。

 まず手始めは、「家族のQOLを高める担い手」=「FamilyQuality(FQ)カウン
セラー」の育成です。そして、「家族」を支える場として最初に出会ったのが小
児がんの患児と家族でした。さらに、東京都中央卸売市場とその周辺からな
る、食の中央・築地という地域社会との出会いです。その出会いから生まれた
「築地元気ぷろじぇくと」を事始めとして活動を進めて参ります。

 次に「コミュニティ・カウンセラー」の養成です。2011年春の犠牲はあまりに大きなものでした。残った私たちは問いかけられていると思っています。
 「あなたは、どうするの?」
 その問いへの1つの回答は、コミュニティをつくる担い手の育成です。倒れそうな人の身体を支えるのに技術が必要であるように、自分や人の心を支えるにも学んでおくと役に立つことがあります。被災者であれ、支援者であれ、心の支えを必要とする人に適切なかかわりができるように最小限の研修を施して「コミュニティ・カウンセラー(CC)」として認証し、「心の応急手当て」や「お供」としての役割を担うことができるように、学びと繋がりの機会を提供しようと考えています。CCは震災後の心の支えとなると同時に、何時きてもおかしくない次なる災害直後から、近隣の被災現場で活動出来る準備を整えています。CCは被災地の近くにいて、同じ方言や文化を共有し、継続的に被災者の傍にいることができるという強みを持っています。そしてCCの役目の3つ目は、平時の地域社会の健康・安心・安全の増進です。地域の子育て、教育、防犯などに「心の支えが身近にいることが実感出来る」という安心感をもたらすことで貢献できると期待しています。
    *ヴァージニア M. アクスライン著 小林治夫訳 『遊戯療法』 岩崎学術出版社 12頁

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